益子WEB陶器市がわずか1ヶ月で約5,000万円を売り上げた秘訣

2021年3月30日

益子Web陶器市がわずか1ヶ月で約5,000万円を売り上げた秘訣

2020年 益子WEB陶器市の大成功

はじめまして、WOOPESTです。
栃木県益子町にある、陶器市は2020年春、コロナウイルスの影響により初めての中止に至りました。
そこで、わずか3週間の準備を経て、益子WEB陶器市が開かれました。
4月29日から5月20日までの期間中に、想定の4倍となる4700万円以上の売り上げ、55万件のアクセス数があったそうです。
益子WEB陶器市の成功の秘訣は何だったのでしょうか?
その成功の秘訣を分析します。

1. 一時的なアクセスの急増にも落ちないShopify

益子WEB陶器市には、Shopify が採用されています。
「アマゾンキラー」とも呼ばれ、昨年から日本でも多くのECサイトが採用しているカナダのShopify です。
サーバーが重くなったり落ちたりしてしまえば、その間の販売のチャンスを逸してしまいます。
期間限定のサイトなら、なおさら強いサーバーは必須といえます。
益子WEB陶器市でも、初日に2000件以上の注文が入りましたが、サーバーが落ちることはなかったそうです。

2. SNSの広がり(SNSのフォロワーが元々3,400人→14,000人へ)

そもそも益子WEB陶器市公式インスタのフォロワーは3,400人もいたこと(日経クロストレドより)は、見逃せない事実です。
そして、益子WEB陶器市が開かれることがSNS上で自然に広がり、最終的には14,000人にまで広がったこと(日経クロストレドより)も驚きです。
なので、元々益子焼には一定程度の数のファンがいて、WEB陶器市が開かれれば参加してくれる潜在的なファンもいたということなのです。
益子WEB陶器市では、ネット広告を打つ予定だったそうですが、インスタのフォロワー数の増加から「必要ない」と判断されたそうです。

3. 普段では体験できない「窯出し」や「作家さんとお客様がつながれる」場の提供

益子WEB陶器市では、普段では体験できない「窯出し」などの商品もあったようです。
またWEB陶器市が、普段つながれない作家さんとお客様がつながれる場の提供ともなったとのこと。

4. 役場や観光協会、商工会のバックアップとShopifyパートナーの存在

もちろん商品やコンテンツだけでは、お客様の共感は生まれません。
不慣れながらも陶器をお客様に提供しようとする陶芸家・陶器会社、役場・観光協会等のバックアップ、ECサイトを構築・運用するShopifyパートナーらの存在を忘れてはいけません。
なお、益子WEB陶器市は2020年10月にも開催され、アクセスは約16万人、売上高は約3900万円を記録しています。

成功を自分ごととして、各自がECサイトを

ウェブという選択肢を持てたことは、益子にとっても大きいと思います。
出品者さんもウェブ販売に手応えを感じていただけたようで、自分たちもネットショップを作ろうという機運が高まっています。
売る選択肢や考える機会を提供できたことは、私にとってもとてもうれしく、一つの成果だと思っています。今後、さまざまな作品が集まるウェブ陶器市もあれば、作家それぞれの販売サイトもあったりすると、お客さまにとっても選択肢が増え、喜んでいただけると思います。
益子町 産業建設部観光商工課 タウンプロモーション係 地域おこし協力隊 水野大人氏 「日本ネット経済新聞」より

2021年の今では、陶器の産地は、どこ(例:瀬戸市・瑞浪市・土岐市)もWEB陶器市を行っています。
そのため、WEB陶器市自体には目新しさや物珍しさはありません。
どれだけファンの気持ちに寄り添えるか、潜在的なファンを呼び起こせるかが鍵となってくるでしょう。

2021年は増え過ぎたEC事業者が競争にさらされる─。
Eコマースの運営は外部に丸投げせず、自分たちでノウハウを編み出していかなくては財産にならない。EC市場が拡大したのはライバルが増えたということなので、自動販売機のような体験しか提供できな事業者はいずれ負けていく
ネットショップ担当者フォーラム より

「モノ」じゃなく「体験」の時代とも言われますが、普段できない体験やクスッとしたユーモアなどもファンの気持を捉えるかもしれませんネ。

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